『サヨナライツカ』


”人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すのか、それとも愛したことを思い出すのか”



こんにちは。
2010年一発目としては、頼りなく私的にも納得できない作品ですが、突っ込みどころ満載なので紹介しておきますね。

本作は、日本での興収30億円を超える大ヒットを記録した『私の頭の中の消しゴム』(何回口ずさんでも言いにくい)のイ・ジェハン監督が、多くの男女の心を震わせた辻仁成原作の「サヨナライツカ」をその奥さん、中山美穂を主演に迎えて映画化したもの・・・。
もぅ、これだけでお腹いっぱい。

主演の中山美穂は、12年ぶりの主演だから凄く気合いが入っているんじゃないかな。
どの位の年代が疼くんだろう・・・。世にいうアラフォー?
なんてターゲットの狭い作品なんだろう___っと心配になったりする。


■タイトル:『サヨナライツカ』
■原 題:『アンニョン、オンジェンガ』2009年韓国映画/カラー/2時間14分/
     スコープサイズ/ドルビーデジタル/R15+指定
■公開日:2010年1月23日(土)新宿バルト9、丸の内TOEI②他全国ロードショー(イッチニッサン♪)
■監 督:イ・ジェハン
■製作総指揮:キャサリン・キム
■共同制作総指揮:チェ・ジュヌァン、イ・サンヨン
■プロデューサー:シム・ジェソプ、ファン・ヨンサン
■主 演:中山美穂西島秀俊石田ゆり子加藤雅也、マギー、スパコン・ギッスワーン、
     川島なお美松原智恵子須永慶日高光啓西島隆弘
■配 給:アスミック・エース



中山美穂の印象って、「毎度お騒がせします」とか「夏・体験物語」とかで、”てめぇ〜”とか”ふざけんじゃねぇよぉ”とか連発する当時幼かった私には理解できないくらいヤンキー丸出しな感じが面白かったなぁ〜ってのが一番で、その後「ママはアイドル」などで可愛い売りに変わったのが大成功?!っていう感じですか・・?

未だに中山さんを”ミポリン”って呼んじゃう方には、大変申し訳ない印象です。すみません。

ですが、ここ最近すっかり素敵な女性の象徴となった中山さんには、本作はピッタリなのかな。

とりあえず、ストーリーをご紹介しますね。



■ストーリー
1975年、灼熱のバンコク。お金・美貌・愛に不自由なく暮らし、ただ”愛されること”を求め生きてきた沓子は、ある日、バンコクに赴任してきたエリートビジネスマン 豊に出逢う。
たちまち2人は惹かれあい、熱帯の夜におぼれていく。

身体を重ね過ごす日々がふたりの距離を縮め、沓子は人を”愛すること”こそが本当の愛だと気づく。
しかし豊は結婚を目前に控えており、日本に光子という婚約者がいた。



(C)2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.

かなわぬ恋とわかっていながら、それでも豊を愛し続けると決める沓子は・・・・。
そしてふたりは25年後のバンコクで、運命の再会をする___。

バンコク、東京、ニューヨーク___ 一瞬の情熱が、25年の時を超え、一生の愛になる。離れていても時がたっても、そこまで人を愛することができるのだろうか。。。。



さてさて・・・、美しく官能的で自由奔放な女性と奥ゆかしさ美しさを兼ね備えた女性の狭間で揺れる男心・・・これって凄く勝手な男目線の映画だわ!って思うのは、私の心に余裕がないってことかしら・・・。

実はまだ未観なんだけど、トレーラーだけで十分伝わる___う〜ん、何ていうかなぁ、懐かしさ? 中山さんが12年ぶりの主演だからかもしれないんだけど、笑い方1つとってもドラマで女優さんが”女優”を演じてるみたいな分かりやすさがあって、やっぱり間違いなく今の自然派な映画で育った若者には理解しがたいと思うなぁ。

ちょっとだけ、「プリティ・ウーマン」を思い出しちゃった。

あと、見どころは西島さんと石田さんの醸し出しているオーラが似過ぎてて、「この夫婦の子供はきっと暗い子なんだろうなぁ」なんて余計な妄想ができますよ。


興味がある方は、まずトレーラーを観てみてくださいね!




「サヨナライツカ」公式サイトはココだよ↓
サヨナライツカ | アスミック・エース

(C)2009 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved.


最後に・・・。
アスミックさんの作品は大好きで、邦画と言ったらアスミック!って思うくらい。
意識し始めたのは2002年の「ピンポン」くらいからかな。
2003年「ジョゼと虎と魚たち」、
2005年「メゾン・ド・ヒミコ」、「大停電の夜に
2006年「鉄コン筋クリート」、「間宮兄弟
2007年「さくらん」、「クワイエットルームにようこそ」、「天然コケッコー
2008年「ハンサム☆スーツ」、「グーグーだって猫である」、「重力ピエロ」
2009年「ディア・ドクター」

良い作品ばかりです。 でも、「サヨナライツカ」だけ毛色が違う・・・・。
この路線も力を入れるのかなぁ。。。

う〜ん。