深まる溝 高まる壁

laurabiagiotti2009-06-03



昨日、1年ぶりにKくんからメールが。
Kくんは、私が新卒でウッカリ入ってしまった先物取引の会社で同期だったんだけど、私が軍隊のような研修に耐えられず離脱した時から、なぜか友情が芽生えた。

なぜか研修では新卒80人(男70:女10)が交じり合い、2チームに分かれて本格的な運動会を実施する。
そこで必ず毎年応援団なるものが結成され、2種類の伝統○○(会社名)音頭を使った応援合戦が行われる。
この運動会だけが唯一男女で協力。

そしてそして、なぜだか私も応援団の一員。もぅ、何組だったかも覚えていないけど。
その応援団で一緒に汗を(?)流したのがKくん。

なんだか書いてるうちに当時のことを思い出して、楽しくなってきたので当時のその研修規約みたいなものを書いてみますね。

[研修の決まり]
2年目の社員5人位?を「ブラザー」「シスター」と呼び、全ての指示を仰ぐ
研修では男女は一切言葉を交わしてはいけない。
班のリーダーの言うことは必ず聞く
お酒は飲んではいけない
宿舎の売店を利用してはいけない
支給された制服・ジャージ以外の着用は禁じる

[研修の流れ]
1.朝は6時に起床、ジャージに着替え6時半に宿舎前に集合し海が見える高台まで走り、ラジオ体操。息つく暇もなく、地獄のダッシュダッシュ後は、目をつぶり正座をし、自分の名前が呼ばれたら大きな声で返事をした後、立ち上がって海に向かい「今日の豊富」を叫ぶ。
2.朝食をとるために、宿舎までダッシュで戻る。そのときの掛け声は「わっしょい!わっしょい!」ジャージから制服に着替え朝食をとる。男女別。
3.起床してから既に心も身体も疲れている中、試験勉強。
4.午後は、ジャージに着替え、いきなりのマラソン大会。もしくはオリエンテーリング。大会でビリのチームは輪になり、ブラザー、シスターに「お前達は負け犬だ!」っと蔑まれながら、地獄のダッシュに地獄の腕立て伏せ、地獄の腹筋・背筋。
5.戦いに敗れたものは大浴場(2Fの窓)から勝者に罵られる。
6.2週間もいると班のリーダーの様子が変わってくる・・。いわゆる洗脳。同期に対し「ダラダラするな!おまえ!!!」などと口走るようになる。本当に危ないので、それを静かに笑う。
7.研修も終わりに差し掛かり、心身ともに限界がピークに達した頃・・・、夜の勉強会で偉い人に「渇」を入れられる。本気で怒られる。そして一言、、「おまえら、外を見ろ!そしてアイツらをみろ!!」。 窓の外には雨の中○○音頭を踊るブラザーとシスターの必死の形相。 本気でココにいてはいかん!と思うようになる。
8.研修も残りあと数日、ニコニコ顔のブラザー&シスターが「今までの、あれ全部演技だから♪」っという。
9.ハイヤーを呼んでもらう。
10.離脱し、精進弁当を小脇に抱え新幹線で帰路につく。 そして、父の胸で泣く。


はぁ、すごいな私。
これで小説書けるかもです。 がんばってみよっかなぁ。

って事で、Kくんとはそんな体験を通して仲良くなったんだけど、流石に歳をとってお互いの生活が確立してくると会ってもバカなことを言って飲んだくれてとは行かないものです。
仕事の相談とはいうものの、久しぶりに会うのにLunch。
歳をとるってこういうものですかね。

私は男と女の友情なんて、絶対にありえないって思うから、それを考えると相手のことを想い自分の生活を想い、こういう関係になるって、自然のことなのかも・・・と寂しいけど、そんな自分で良かったっていう気持ちもあって、色々考えると今の私は幸せだ!っということだ♪

そうであれば良いのですよね。


はぁ、余計なことばっかりたくさん書いちゃった!