友達にも彼にも!違いの分かる女性になってValentineを楽しもう
2015年も始まったばかりだと思っていたら、もうバレンタインの話。
毎年何かしらのスィーツを作ってはいるものの、スーパーに駈け込んで掴んだチョコレートはいつでも残念なお手軽品。
今年も娘にまだまだ手がかかるし、ゆっくりと優しい香りに包まれながらチョコレートをトロトロ溶かす女子力たっぷりの時間なんて到底ムリねって思っていたところ、こんなイベントに誘われました。
「Happy Valentine's Day with Sheraton2015」
内容はというと、普段はあまりお目にかかることのない(原料としての)チョコレートをペストリーシェフのお話をお聞きしながらテイスティングできるという、まさに”違いの分かる女性”になれるセミナーです。
当日はあいにくの雪。
でも、会場となった「マンハッタンルーム」には、たくさんの女性がいらしていました。
そして、定刻通りセミナーは始まります・・・
まずお席に通されて心を鷲掴みにしたのは、テイスティングするチョコレートの魅せ方。
さすがシェラトンさんといった感じで、繊細な薄はりガラスの容器に入ったそれは、チョコレートの原石って感じで、素敵に演出されていました。
テイスティングは左からホワイトチョコレート、ミルクチョコレート、スイートチョコレートの順で進めていきます。
まずはホワイトチョコレートですが、今回は国産とフランス産の2種類。
テイスティングは、ガリガリ噛んだり、舌にのせて、食感や味の違いを見るのですが、全然違うんですね、見た目以上の違いに驚きです。
国産は「ペルレドール」という製品で、フランス/コートジボワールのは「ネヴェア」という製品。個人的には国産のは少し油分?が気になったので、フランス産が美味しかったです。
シェフのお話では、ホワイトチョコレートを自宅で楽しむには、ホットドリンクに入れるとミルクの奥深さが感じられオススメだそうです。
少し良いホワイトチョコレートを買ってきて娘とココアに入れてマッタリしようかと思いました。
次にテイスティングをするのは、ミルクチョコレート。
ミルクチョコレートと言えばベルギーだそうです。ベルギーって考えてみたらビールも美味しいですし、私にとってなくてはならない国だって事を再認識させられました。
今回用意して頂いたのは、国産/ガーナ、ドミニカ「ルレバージュ」と、フランス/エクアドル、マダガスカル「ヴェイス」の2種。
またまた国産「ルレバージュ」を食すと油分が気になる。美味しいのだけれども、多くは食べられない独特の油っぽさが気になりました。 美味しいんです、本当に。 ただただ個人的に気になるという感じ。
そして、とても明るい色のフランス「ヴェイス」。
強烈な酸味が口の中を占領して、優雅にまったりとスィーツを楽しむ空間から、現実に引き戻されるような、なんともパンチが効いているチョコです。
子供には、やはりミルクチョコレートでスィーツを作るといいとのことですが、酸味には気を付けたいと実感しました。
そして、最後にスイートチョコレート。
スイートチョコレートという名前から、一番甘いものを想像しがちですが、違います!!!
カカオ豆の味わいをもっともストレートに感じられるチョコレートで、日本ではブラックチョコレートやビターチョコレートなどの呼び名で親しまれていますが、製菓業界ではひとくくりにスィートチョコレートと呼ばれているそうで、なんだか混乱しますね。
そして、今回スイートチョコレートでご用意いただいたのが、国産/ガーナ、エクアドル「スペリオールフォンセ」、フランス/アフリカ各地「カラク」、フランス/カリブ海周辺「カライブ」、フランス/マダガスカル「プラリュマダガスカル」の4種。
「スペリオールフォンセ」は、スパイシーですが、そこは国産。滑らかな舌触りで食べやすいです。フランス「カラク」もとてもバランスがよく、食べやすいです。
正直、この辺まで食べ進めると、チョコレートの香りと先ほど食べた「ヴェイス」の影響で口と鼻が機能停止。
用意されたグラスの水が直ぐに無くなるという事態。
とはいえ、あと2種類。最後まで楽しむべく、フランス「カライブ」に手を出すと、何とも言えない「大地の香り」。ミネラルの力強ささえ感じるそれは、男性っぽさがありとても面白い驚きでした。
そして最後に、フランス「プラリュマダガスカル」を試食。
これがベリーを思わせる酸味が口に広がり、一気にベリーソースをチョコのスポンジで重ねたオペラを欲したりして・・・。甘いものを食しつつ、甘いものを欲するなんて、スィーツって本当に不思議。
今回講師をしてくださったのは、横浜ベイシェラトンのペストリーシェフ佐藤さん。
セミナー終了後のティータイムでご用意くださったのは、「プラリュマダガスカル」を使用した『レユニオン』。またシェフのお取り計らいにより、「カラク」を使用した『ブラウニー』まで添えて頂きました。
それはそれは、見た目の可愛らしさに負けず、とても美味しいスィーツでした。
また、ブラウニーは、レシピをHPにまで載せて頂いているので、自宅で簡単に再現できるとのこと。
・・・ホント?
ブラウニーが簡単だなんて、パティシエに言われても・・。
ということで、チョコレートについてしっかり学んだことですし、今年は父と主人にブラウニーを作ろうと決心しました。
上手にできたらまたレポートしたいと思います。
違いの分かる女性になりたいみなさん、市販の板チョコから卒業することをお勧めしますわ♡
横浜ベイシェラトンの皆様、楽しい時間をありがとうございました。
おまけ***
佐藤シェフのスイーツは以下のショップで購入・食べられます。
■ペストリーショップ「ドーレ」
■オールデイブッフェ「コンパス」
■スカイラウンジ「ベイ・ビュー」
■ロビーラウンジ「シーウインド」