スペル

laurabiagiotti2009-10-20



こんにちはー。
すっかり涼しくなって、飲んだ後のラーメンが恋しくなる季節ですね。

ここのところ、仕事が忙しく全く映画を観ることが出来ていなかったのですが、”今年最後のオススメ”なのでないかと思う作品を紹介してみよーと思います。

その名も『スペル』。
あの「スパイダーマン」を手掛ける奇才、サム・ライミの最新作なので、これだけで期待”大”なんだけど・・・。
彼を見続けてきたファンの方は、ホラー映画に残る傑作「死霊のはらわた」シリーズや「ハロウィン」こそが、彼の原点となる作品で、あの怖すぎる先に見える「笑い」を今でも期待しているのではないでしょうか♪

そんなファンの方、お待たせいたしました!!!!
本作は、サム・ライミが久々に愛するジャンルに帰還し、その面白さを極限にまで追求しながら、円熟味と風格まで漂わせる圧倒的な演出力で本領を発揮した会心の1本ですよー。



■タイトル:『スペル』
■原題  :『DRAG ME TO HELL』/2009年アメリカ映画/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル/99分
■公開日 :2009年11月6日(金)全国ロードショー
■監督  :サム・ライミ死霊のはらわた』『キャプテン・スーパーマーケット』『スパイダーマン
■脚本  :アイヴァン・ライミ(サムの実兄)『死霊のはらわた』他多数共同脚本
■主演  :アリソン・ローマン、ローナ・レイヴァー、デヴィッド・ペイマー、ジャスティン・ロング
■配給  :ギャガ

恐怖と笑いのツボを完璧に抑えた演出の巧みさは毎度のことだけど、今回は兄アイヴァン・ライミとの共同による脚本の完璧さに、唸らせられます。
ストーリー自体はいたってシンプルで一見地味・・・。でもそこには細部にまで凝りに凝った映像と音響の設計も含め、逃げ場のない恐怖を盛り上げるさまざまな小技や仕掛けがこめられ、やがて驚くほどのスケールの大きい、底なしの恐怖が待ち構えているよ。
マニアックな映画ファンの見どころとして(笑)、往年の怪奇映画時代の古いタイプのユニバーサル・スタジオのロゴやそれに続くスペイン語の悪魔払いのシーン、そしてデビュー以来、サム・ライミ映画のほとんどに登場する彼のトレードマークともいうべきクリーム色のデルタ88オールズモビルを老婆の愛車として登場させるんだから、完全ノックアウトですよね。


■ストーリー:
銀行のローンデスクで働くOL、クリスティン・ブラウンは、ライバルの同僚に勝ってアシスタント・マネージャーに昇進するため、支店長のジャックスに「出来る」ことをアピールする必要を迫られていた。
そこに客として現れたのは、ガーナッシュと名乗るジプシー風の老婆。クリスティンは自分の出世を意識し、彼女の3度目の不動産ローンの延長願をキッパリと断る。すると老婆は態度を豹変。激怒し、クリスティンに飛びかかろうとしたところを警備員に取り押さえられ、その場を追いやられた。
その夜、仕事が終わって駐車場に向かったクリスティンを待ち受けていたのは、あの老婆。老婆は「次はお前さ、私に請いに来るんだ」と言い残し、その場から消えていった・・・。
昨夜の不穏な告知通り、クリスティンの身の回りにはおかしなことが起こり始めた。。。
きっかけは老婆へのほんの小さな不親切、逆恨みで言い渡された「呪文(スペル)」が”無辜の銀行員の平穏な日常”を跡形もなく変えていく。


何故?どうしたら?映画史にその名を刻むであろう「怪婆」の理不尽な脅威に怯えながら、主人公と辿る「恐怖の3日間」。タイムリミットの72時間で、「言葉(スペル)」の呪いは解けるのか・・・・。


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本当にオススメです!
あっ、でも私の嗜好はかなり偏っていることをお忘れなく・・・(笑)

予告はこちら↓から、どぞ!

http://spell.gaga.ne.jp/index.html


あぁ、年末に「アバター」があるねぇ。
あれ、怖いんだよね。でっかいし、青いし。


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